11月27日(日) 2005 J1リーグ戦 第33節
神戸 2 - 3 広島 (15:06/神戸ウイ/9,136人)
得点者:'32
佐藤寿人(広島)、'40 栗原圭介(神戸)、'54 北本久仁衛(神戸)、'73
佐藤寿人(広島)、'89
佐藤寿人(広島)
「すばらしいスタジアム」これがウイングの第一印象。
こんな素晴らしいスタジアムに来るのがこの日が最初で最後になろうとは(爆・・・嘘です。
それでもホーム最終戦だというのに、客足が鈍い様子。自分はキックオフ30分前に到着したくらいだからえらそうな事も言えぬが。
ニコスより頂いたヴィッセルシートはメイン中央のやや南スタンド(神戸側)寄り。
FPでも書いた様にまさに神戸(ヴィッセル)の中心!
自分の席の5席ほど隣には、三浦アツの姿も。
選手入場を控え、戦闘服(レプリカ)に着替え準備万端。
こんな場所にも広島サポはいる。一人でも負けないよ。
ビジター側ゴール裏の声援もホームに負けてない。
立ち上がりは、広島が攻勢をかける。ここで点が取れないと、いつぞやの試合のように、気が付くと4・・・
嫌な空気になりかけるも寿人が先制弾を決める。がここで安心できないのが今季の広島。
前半の寿人の2点目かと思われたシュートがゴールぎりぎりで北本にファインクリアされたとき嫌な予感がした。
こういう時の予感が的中するのも今季の広島。
気が付くと逆転されてるし。いずれもミス絡み(サンマにジニ)
さすがに神戸勝ち越しの場面では、メインスタンドはほぼ全員立ち上がって喜びを爆発させる。
そしてこの時だけは、ひどく打ちのめされた感があった。
そんな中でも勝利を諦めず最後まで戦う男が今年の広島にはいる。
男は、同点ゴールを決めると真っ先にコーナーフラッグの元へ走る。
いつものゴールパフォーマンスかと思いきやコーナーフラッグをぽんと叩くやすぐさま自陣へ走って引き上げる。
そうだ、まだ同点なんだ。
喜ぶのは逆転してからだ。
そして勝利してからだ。
その思いは、チーム全員にそしてサポーター全員に伝わった。
そして
遂に
そのときがやってきた。
このときばかりはゴール裏にいたかったと強く思った。
ならばせめて引き上げる選手達に声を送ろうと最前列まで歩を進める。
ここでもウイングは「素晴らしいスタジマム」
選手までの距離が本当に近い!
インタビューを終え挨拶の後、引き上げる時に、私は力一杯の声でその名を呼んだ。
するとこちらをまっすぐ見つめ手を挙げた。
これだけで胸がじーんと熱くなる。
これだけで今日ここまで来た諸々の労苦も吹っ飛んでいた。
これで気持ちよくリーグ最終戦を迎えられる。
そしてまだ続く戦いに望むことが出来る。
広島→丸亀→エコパ→国立→アジア
どこまでも、一緒に勝利を味わいたい。
そんな夢を魅せてくれる選手、それが俺たちの、
俺たちの。